大規模なまちづくりにおいても、住まいの視点が基本になります。
住む人にとっていかに暮らしやすく、美しいまちなみになるかという視点。
ミサワホームでは、その地域がもともと持っていた魅力を活かし、まちの周辺環境とのかかわり方にもきめ細かく配慮します。
人と人。暮らしと暮らしのつながりを考える。ミサワホームは50年、100年先へ豊かに成熟していくまちづくりをお手伝いします。
歩行者動線ネットワーク
クルマの心配がないみちで、四季の表情を楽しみながら、快適・安全に移動できる、そんなフットパス・側道のネットワークを計画的に配置していきます。そうした歩道網は、万一の火災などの際、逃げ道を確保できるという利点も備えています。
通り抜けのない安全な道路
クルマとの安心・安全な共生を考える際、“通り抜け対策”は大事なポイントです。外部のクルマの通り抜けを防ぐため、メイン道路をループ状にするなどの工夫によって、住む人にとって毎日の安心が広がる、のびやかなコミュニティづくりが可能になります。
クルドサック
クルドサックとは、行き止まりの袋小路で、みちが広場のようになる空間です。いくつかの住戸が取り囲むコートヤードとして、住民のあたたかなふれあいが広がります。通り抜けできないので、部外者が入りにくく、防犯面でも効果があります。
通りにテーマ、物語を
まちのブロックごとに開花時期の異なる花木を植えて四季の景観をつくり、通りごとに「はなみずき通り」のような特徴的な名前を付けていくなどの工夫で、まちに親しみやすいテーマが生まれ、住む人々の愛着も深まっていきます。
地域の気候を取り入れる
気候風土には、地域ごとにさまざまな特色や性質があります。そうした気候特性を巧みに活かす設計ノウハウをまちづくりに取り入れながら、住まいから庭、まちなみから周辺環境へ、快適さが広がる住環境をつくります。
地域の魅力を取り入れる
その地域の特色となる文化や風俗を、まちのシンボルとして取り入れる考え方。例えば、その地域を代表する草花や樹木をまちの街路樹として取り入れたり、正月の門松など、年中行事の意匠を街角のアクセントとするなどの楽しい工夫もあります。
宅地のプロモーション
まちなみを形成する一つ一つの区画を、効率優先の画一的なものではなく、住む人々の暮らしに合わせて決めていくという考え方。“住む人目線”の宅地プロポーションが、暮らしを末永く快適にします。
タウンゲート
タウンゲートは、まちのエントランスの象徴であり、コミュニティの顔でもあります。住む人の出入りをやさしく見守り、まちを訪れる人を出迎える。また、門番のように堂々とした佇まいが不審者をブロックする防犯効果も発揮します。
電線類の地中化
視線のじゃまになる電線を地中に埋設。まち全体を“無電線化”することにより、電線もテレビアンテナもない景観に。空が開けることで、気持ちものびやかになります。
もとの地形に合わせる
「もとの地形を変えず、手を加えすぎない」ことが、まちづくりの基本。もともとの豊かな地形を巧みに生かし、効率優先の人工的なまちづくりと一線を画します。環境保全はもとより、周辺環境と調和したまちの成長にも配慮することが大切です。
もとからある樹木を活かす
その地域にもとから自生していた樹木は、新たなまちの植栽として植え直したり、公園や緑地、周辺の森に移植。まわりの自然とつながり、調和するための工夫を施します。豊かな緑と住民がふれあい、その生活文化を次代に伝えるまちづくりをめざします。