あたらしい住まいづくりであたらしい感動を

内と外がつながる

内と外がつながる

コミュニティの最小単位となるのが“向こう三軒両隣”。
敷地がとなりあい、道をはさんでご挨拶する機会も多い、そんな親密なエリアでは、空間設計にも気配り・譲り合いが大切です。
プライバシーやコミュニケーションを上手にコントロールして、いかに気がねなく、気持ちよく暮らしあっていける空間になるか。そのためには住まいやエクステリアの工夫が大切です。

交流を生む

隣家の景観に配慮し、統一感のあるまちなみを計画

2015年に発売した「SMART STYLE H」は、約3mの高天井とハイサッシを用いた開放感のあるLDKを中心に「サーキュレーションプラン」、「センター階段」、「スキップフロア」を組み合わせることで、家族の自然な“つながり”と“ほどよい距離感”を両立する空間設計が特長です。
第10回キッズデザイン賞とのダブル受賞。

隣家と視線の重ならない窓配置

隣りあう住まいでは、窓からの視線が合うと気まずいこともあります。そこで、隣りあう建物同士の窓配置をずらすなど、視線が合わない設計を工夫。お互いにプライバシーと開放感を両立することができます。

隣りの庭を借景する

お隣りと庭の眺めを共有する、季節の風情を楽しむアイデアがあります。例えば、南北に並ぶ敷地・建物の配置を斜めにずらすことで、南面の視界が開け、明るく開放感のある風景を楽しむことができます。

まちなみに背を向けないデザイン

一般に住まいの北側は窓が少なく、設備機器や物置などが置かれていて、デザイン的にも少々納まりのよくない面になりがちです。隣りあう住まいが“裏側”をなるべく見せ合わないように、また、排熱や排気で不快感を与えないように配慮することも設計の基本です。

自然を活かす

シンボルツリーの下は会話空間

各戸のシンボルツリーが連続することで、美しい並木道の景観を形づくります。そのつながりによって、住民が集うコミュニティにやすらぎが生まれ、シンボルとなる木々の下は、木漏れ日に包まれる心地よい会話空間になります。

オープン外構でコミュニティをつなぐ

住まいの外構をまちに開いたオープンスペースとして連続させることで、緑豊かな、統一感のあるまちなみを形成することができます。あたかも自宅の延長がまちであり、まちが自分の庭であるようなイメージ。住む人が心を合わせてコミュニティをつくっていく心豊かな発想です。

落ち葉掃きがコミュニティを育む

「落ち葉は邪魔で面倒なもの」と敬遠されがちですが、ちょっと視点を転換。タウンゲートや道路植栽のシンボルツリーとして落葉樹を植えてみましょう。晩秋を迎えた休日の朝、ご主人達が集まって落ち葉掃きの共同作業をする…。落ち葉を介して、あたたかなコミュニティが生まれます。

駐車スペースは小さな広場

駐車スペースを有効活用することで、お隣り近所の方々との交流スペースになります。考え方はシンプル。駐車スペースをプライベートな車庫と決めつけずに、気軽に立ち寄れる配置計画や、空間演出を工夫することで容易に実現できます。

通りに開いた窓・バルコニー・リビングポーチ

通りに開かれた住まいの設計は、交流とセキュリティ、2つの役割を果たします。通りを歩く住民と視線が合ったり、見る・見られないという関係がスムーズにでき、さりげないコミュニケーションを可能にしてくれるでしょう。また、住まいと通りに多くの目が届くことは、防犯面の効果もあります。

気配り・譲り合い

花を楽しむ仕掛け: アグリースペース

アグリースペースとは、最初からすべて完成された造園にするのではなく、あらかじめ“余白スペース”を設けておく空間のことです。ご入居後に、住む人がお気に入りの草花を植えるなど、自らの手を入れていくことができるので、愛着もいっそう深まります。

伝統的な住まいの知恵を活かす微気候デザイン

住まいの西側に落葉樹を植えることで、夏は西日が入ってくるのを和らげ、冬は葉が落ちて、日差しを室内に招き入れることができます。日差しをコントロールする落葉樹などの植物を活用することにより、四季を通じて心地よい、人にも地球にもやさしい住環境をつくります。

「風のみち」をつくる

隣りあう建物の配置に加え、植栽計画をきめ細かく考慮することで、季節に応じて風をコントロールしていこうという考え方です。夏は熱気を滞留させず、冬は冷たい北風を遮る「風のみち」。木々に沿って微風が流れ込み、辺り一帯に心地よさが広がります。